不登校・思春期の引きこもりのお子さんと毎日頑張るお母さんのためのHP「笑顔のたね」雑記です。HPも御覧下さい。


by egaonotane
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あまりに

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あまり世の中でおこる事件などには、この場で触れたくはないのだけど。

今朝の情報番組で、逃亡する息子に呼びかける母親の声を聞きました。

生きて働いていたことに対する安堵と、でもそれを素直に喜ぶことが許されない立場である心の内。

そして今晩逮捕された息子。

加害者側を擁護するわけではありません。

でも私がこの母親だったらと思うと、あまりにせつなくて苦しいです。

被害者側の無念、悲しみ、怒りを計り知ることはできないけれど、

加害者側の家族の受ける精神的苦痛、社会的制裁も、あまりに大きい。


明日からの情報番組では、しばらくはこの話題が途切れることはないでしょう。

自分が認識できる世の中の出来事は全て投影であり、TVから流れる情報を、

ただ興味本位に眺めるのだけのことは、私はしたくないと思うのです。



先日ある講座で次のような話を聞きました。

引用させて頂きました。

判決後の裁判官の説諭というものです。


2002年2月19日 さだまさし「償い」歌詞 引用裁判-三軒茶屋駅暴行致死事件-
 
2001年4月28日、ゴールデンウィーク初日の夜遅くの出来事。
 東京都世田谷区の三軒茶屋駅のホームで、銀行員の男性が18歳の少年2人に殴り殺される事件が起きた。
 きっかけは電車内のトラブル。三軒茶屋駅のホームに停車したとき、満員電車に乗車していた銀行員の男性と少年らがささいなことで口論になった。少年らは銀行員の男性につかみかかり、10分近くにわたって殴る蹴るの暴行を加えて逃走した。銀行員の男性は意識不明の重体で病院に運ばれたが5日後に死亡した。

裁判で歌詞が引用された経緯

 翌年の2002年2月19日、東京地裁でその2人の少年に懲役2年以上5年以下の不定期刑という実刑判決が下された。
 少年らと弁護士は「被害者の発言や行動にも犯罪を挑発する面があった」と主張していたが、主張は退けられた。少年2人は「一生をかけて償う」「私という人間を根本から変えていきたい」と遺族への謝罪の言葉を述べたが、少年らの言葉や表情から反省の色が薄いと感じたのか、山室恵裁判長は判決文を読み上げた直後にこう語った。
「唐突だが、君たちはさだまさしの『償い』という歌を聴いたことがあるだろうか?
 歌詞だけでも読めば、君たちの反省の言葉がなぜ心を打たないのかわかるだろう」
 法廷の説諭でポップスの歌詞が引用されたのは裁判史上初の出来事だった。

さだまさし「償い」の歌詞とは

 交通事故で男性を死なせてしまった友人が、せめてもの償いとして送金を続けていたところ、事故から7年目に被害者の妻から送金はいらないという一通の手紙が届くという内容。手紙には加害者に対する今後の人生を気遣う言葉も綴られてあった。1982年のアルバム「夢の轍(わだち)」に初収録。


歌詞の内容は実話だそうです。



罪を犯すこと

裁くこと

裁かれること

許すこと

許されること

みなさんは何を感じますか?



『償い』

作詩・作曲:さだまさし


 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
 たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

  人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
  被害者の奥さんの涙の足元で
  彼はひたすら大声で泣き乍ら
  ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
  それから彼は人が変わった 何もかも
  忘れて 働いて 働いて
  償いきれるはずもないが せめてもと
  毎月あの人に仕送りをしている


 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
  主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
  それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
  手紙の中身はどうでもよかった それよりも
  償いきれるはずもない あの人から
  返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
  ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
  神様って 思わず僕は叫んでいた
  彼は許されたと思っていいのですか
  来月も郵便局へ通うはずの
  やさしい人を許してくれて ありがとう
 
  人間って哀しいね だってみんなやさしい
  それが傷つけあって かばいあって
  何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
  とまらなくて とまらなくて とまらなくて
by egaonotane | 2009-11-10 23:50