変わっていくもの
2009年 11月 07日
旅行の話しをと言いながら、なんともう明日で一週間になります。
先週の今頃は足を負傷したものの、一人旅を楽しみにしていた私がいました。
「こんなことをしてきました」といったことをダラダラ綴っても長くなるだけなので止めておきます。
最初は書こうと思ってたんですけどね。
この一週間で、気付かないような自分の周りに存在する小さなことを
含めても、変化していないものはきっとないのだと思います。
自分の気持ち、心の中。
今朝夫が「芽がでたよ」と言っていた鉢植えの可愛い芽。
今観ると朝よりも土から顔を出している部分が多くなっています。
掃除を省きがちな台の上。
きっと今朝よりほこりが積もっています(笑)
まだまだ本当はたくさん。
旅の間もずっとそんなことを感じていました。
新幹線の窓から外を眺めていると、物凄いスピードで景色が変化していきました。
時間の流れにもまた不思議を感じていました。
人との出会いも。
今回大宮に立ち寄った時に買った数冊の本のうちの一冊が、そんな私にとって
タイムリーな内容だったのでちょっと参考にさせて頂きます。
人はいろんな理由で悩みますが、どうして悩むのか?と考えるとたった
2種類に分類できてしまうのだそうです。
①「変わる」から悩む
②「変わらない」から悩む
①の例をいくつか挙げると、景気が悪くなると悩む・病気になると悩む
・老いると悩む・しみ、しわが出てくると悩む…
②の例を挙げると、景気が良くならないから悩む・治療しても病気が良く
ならないと悩む・美しくないと悩む…
気付いた方もいるかと思いますが、悩みは全部似ています。
要するに「変わる」から悩むのは、現象の「自分にとって良い側面」を見て
「変わってほしくない」と悩むこと。
「変わらない」から悩むのは、自分にとって悪い側面」を見て
「変わってほしい」と悩むこと。
見方によっては変わって欲しくないし、見方によっては変わって欲しいんですね。
子どもが大きくなるのは、見方によっては寂しいことであり、見方によっては嬉しいことですものね。
イライラする時、落ち着かない時、苦しい時などに
自分は「変わるから悩んでいる」、「変わらないから悩んでいる」
ということに気付くだけで気持ちが落ち着くそうです。
客観的に自分を観察できるからかも知れません。
私が旅の間感じていた「全てが変化している」ということ。
常では無いということを思えば、変わるからとか、変わらないからとか悩んでも、
ちっぽけなことのように私は感じます。
どちらにしても変わっていくんですもの。
とはいえ実際はそのちっぽけなことに日々悩む私ですけどね。(何か?)
本当は旅のことを書く気満々でいたはずなのに、、なんでこんな小難しい
こと書いているのかが自分でも不思議な展開ですけど。
なおかつ、旅のことを書くよりダラダラになってますよね~
まあこれも私の心の中も常に変化しているという証明になりますかね?
参考:『無常の見方』より
by egaonotane
| 2009-11-07 00:35