不登校・思春期の引きこもりのお子さんと毎日頑張るお母さんのためのHP「笑顔のたね」雑記です。HPも御覧下さい。


by egaonotane
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ゆるます

ゆるます_c0208099_0182818.jpg
今日はとても空気が冷たくて、くろちゃんとの散歩にもふるえました。

くろちゃんも冷たい風が吹く日は、寒さを感じないようにするためか?なぜかぴょんぴょんと走ります。

お天気の日は地面に鼻をつけ臭いを嗅ぐので、なかなか前進しないんですよ。

飼い主の私はこう寒くては、こたつに入ったら最後活動停止状態です。

午前中はワークショップの打ち合わせをし、計画書(メモですが)を

書いたりしてあっという間にお昼。

午後からは何をしたんだろう???なんだかとっても時間を無駄にしたような…




ある日の夕暮れ時、家に向かい自転車をこいでいました。

前方に同じく自転車の高校生男子が2人。

向かい側からも自転車の高校生男子1人。

ちょうどバス停でバスを待つ人の列もあり、歩道が狭く通り辛い状態でした。

向かい側からくる男子はいったん止まっていたように思います。

そこへ前方の男子のうちの一人が、暗くて気付かなかったのか、おしゃべりに

夢中で注意散漫だったのか、停止して待つ男子の自転車に結構強くぶつかりました。


私の見る限りでは、多分そのぶつかった男子は謝っていないです。

ぶつけられた方は瞬時に睨みつけていました。


そして何事もなかったように彼らが行き過ぎ(私も)少し経つと、後方でものすごい

怒鳴り声、罵声が聞こえてきました。


その場では言わず、通り過ぎた後で先ほどのぶつけられた男子が怒っていたのでした。

ぶつけた男子にもその声が聞こえたようでしたが、物事にあまり反応をしないタイプなのか

、反応を隠しているのかわかりませんが普通にその後も自転車をこいでました。



一部始終事の次第を目撃していた私としては、「たった一言謝ればいいのに

」というのが感想です。

あの場合とっさに「ごめんなさい」と意識せずとも口から出そうな気がしますが。

また後ろの方で怒鳴っていた男子。

気持ちはとてもよくわかるけどその後の行動は、こうるさいおばさんとしては、

やめとけばよかったのにと思わずにはいられません。

人間性を自分自身で下げてしまうような気がするから。


こんな高校生の様子を見てえらそうに意見する私ですが、似たような

シチュエーションは自分にもよくあることです。

まあ罵声は浴びせませんが、心の中で怒ってます(笑)



「許す」という言葉の語源は「ゆるます」なのだそうです。

自分に厳しい人は人にも厳しくなるといいます。

よく私がさきほどのように心の中で怒った時に根底にあるものは多分、

「私ならちゃんと謝るのに」です。

「だから人も謝るべき」というのが無意識のうちにある価値感です。


自分に対して「あるべき」「するべき」という張り詰めた価値感を少し

「ゆるめて」あげることができれば、人に対しても許してあげることが

できるのかもしれません。
by egaonotane | 2009-11-19 00:24