行き場
2010年 04月 20日
今朝の(といってもお昼近く)やすらぎ堤散歩中、薄いピンク色のカーディガンを着た女子高生が上着を枕にして芝の上に寝ていました。
同じく散歩中の外人のおじさんがその女子高生に何か話しかけてました。
女子高生はその後起き上がり、しばらくの間座って、やすらぎ堤を歩いて消えていきました。
女子高生は初めて見たけど、たまに高校生がぼーっと座っていることがあるんです。
時間が時間だし何かあるんだろうな…といつも思います。
息子が中2の4月の一週間だけ学校に通った時、いるはずのない時間に
何度かやすらぎ堤に座ってました。
くろちゃんの散歩に出かけ、それを見つけた私は怒りました。
「何してんの!」って。
あの時息子は、どれだけ苦しかったんだろう。
行き場がなくて仕方なく時間を潰していたのと同時に、
きっと私に見つけて欲しかったんじゃないでしょうか。
なのにあの時の私は頭がガチガチで、このまま不登校というものになったら
どうしようという不安がいっぱいで、そんな息子の気持ちを感じる余裕なんて
ありませんでした。
少しでも気持ちを心で聴いてあげることができればよかったのに。
やすらぎ堤に座る高校生を見る度にせつなくなります。
あの時の息子の姿と重なってしまうから。
もしかしたら私が想像するほどのことではないかもしれません。
そう願いつつ、「なんとか乗り越えて」と歩いていく後ろ姿に
今日も心の中で話しかけました。
by egaonotane
| 2010-04-20 23:25
| 不登校/引きこもり